去年開かれた「全国牡蠣-1グランプリ」の加熱部門で備前市日生地区のカキが初代グランプリに選ばれたのを記念して、東京で祝賀会が開かれました。
祝賀会は、瀬戸内海の魚介類の利活用を目指す団体と、日本食文化と地域の魅力を発信している東京の団体との共催で、日生のカキを東京でPRしようと、1月25日に開かれました。
祝賀会には、料理関係者やグルメ愛好者らおよそ60人が参加。岡山からは備前市の吉村武司市長や、日生町漁協の田丸和彦組合長、備前焼作家らが駆けつけ、特産のカキや、備前焼などをPRしました。
調理を担当したのは、会場となった日本料理の名店「よし邑」で総料理長を務める冨澤浩一さん。現代の名工に選ばれ、黄綬褒章も受章している冨澤さんは今月中旬に備前市を訪れ、日生のカキの養殖現場などを視察しました。
そこで得たインスピレーションをもとに創作した料理は、膳菜から牡蠣おこわまでデザートを除く12品すべてがカキを使ったメニューです。
参加者は、冨澤さんから調理の工夫や思いなどについて説明を受けながら、日生のカキを使った料理に舌鼓を打っていました。