岡山県内で初めてとなる公立夜間中学が4月8日、開校しました。さまざまな事情で義務教育を十分に受けられなかった新入生たちが期待を胸に、学校生活をスタートさせました。
夜間中学は岡山市立岡山後楽館中学校の夜間学級として市が開校しました。
8日は1期生の入学式が開かれ、新入生たちはやや緊張した表情で式に臨みました。
入学したのは岡山市と赤磐市に住む10代から80代までの12人で、家庭の事情で兄弟の世話や仕事に追われたり、不登校を経験したりと、事情もそれぞれです。
式の後は教室へと移動し早速、渡されたばかりの真新しい教科書をめくってみるなど「学び直し」に向け、胸を踊らせていました。
生徒たちは毎日午後5時半から9時まで学び、3年間の教育課程を修了すると中学の卒業資格が得られます。
途中入学も可能で、岡山市が協定を結ぶ赤磐市や玉野市、早島町など7市町の人も入学できます。授業料はかかりません。