たたき割った作品の破片を再構成し、新たな作品を生み出す異色のガラス作家・西中千人さんの個展が4月9日、岡山市の岡山高島屋で始まりました。14日まで開かれています。
千葉県に工房を構える西中さんは大学卒業後、見学に訪れたガラス工房で作品に魅了され、工芸の道へと進みました。
会場には新作を中心におよそ60点が展示されています。
西中さんは一度制作した作品を鉄の棒などでたたき壊し、その破片をつなぎ合わせる「呼継」という技法を用いています。
廃棄された太陽光パネルのガラスと建築用ガラスを砕いて制作した作品は、「再生」と「永遠」の循環を表現しているそうです。