農家の高齢化や担い手不足が深刻化する中、持続可能な水田経営の実現を目指す真庭市で5月21日、ドローンやAI(人工知能)を活用した農業を学んでもらう「スマート農業塾」が開かれました。
真庭市内の水田で行われた農業塾には、生産者およそ40人が参加。市内でスマート農業を実践している農事組合法人・寄江原の職員がドローンを使って、種もみを田んぼに直接まく実演を行いました。
種もみを載せたドローンは音を立てながら飛び立ち、水田の端から端までを往復。参加者は合わせて30アールの田んぼにおよそ12㎏の種もみがまかれていく様子を見学しました。
真庭市によると、田植え機で行う方法だと2時間ほどかかる作業ですが、ドローンを使えばおよそ3分で完了するということです。
次回の農業塾では、コメの生育状況の確認や肥料や農薬をまくタイミングを予測するAI支援システムについて学ぶ予定です。