鎌倉時代の東大寺再建に携わったとされる国の史跡「万富東大寺瓦窯跡」に5月23日、地元岡山市東区の中学生が訪れ、郷土の歴史への理解を深めました。
岡山市東区瀬戸町にある「万富東大寺瓦窯跡」では地元・瀬戸中学校の校外学習が行われました。
この史跡は、源平合戦で焼失した東大寺大仏殿をおよそ800年前に再建する際、瓦を製造した場所とされています。
訪れた生徒たちは、南北一列に14基並んでいたとされる窯の跡を確かめたり、この場所で実際に発掘された瓦を手に取って、刻まれた模様を観察したりしていました。
再来年には市内で「東大寺サミット」が開かれる予定で、地元の史跡保存会が中心となり、歴史への関心を深めてもらう活動に取り組んでいます。