製粉大手の日清製粉は、倉敷市の水島コンビナート内にAIや自動化など最新技術を駆使した新たな工場を稼働させました。
5月26日、東京で、山田貴夫社長が関係者を前に5月から水島工場を稼働したと発表しました。
日清製粉ではこれまで、中四国では岡山市中心部の岡山工場と香川県の坂出工場で小麦粉を生産していましたが、今後はいずれも閉鎖して生産を集約。水島コンビナートの臨海部に整備したことで原料小麦を港から調達しやすくしたほか、AIによる出荷予測や搬送や出荷にロボットを導入するなどし、効率化を図りました。
新工場では業務用小麦粉を1日550トン生産し、主に中四国エリアに供給。秋には岡山県産小麦「ふくほのか」を100%使ったうどん用小麦粉の販売を予定しています。