岡山城と後楽園を結ぶ観光橋の「月見橋」。橋を管理している岡山市は、その色をブラック系に塗装し直すことを決めました。今年12月に着手、片方ずつ塗り直すため、再来年3月に完了する予定です。
月見橋は、黒い外観から「烏城」と呼ばれている岡山城と、日本三名園の一つ岡山後楽園とを結ぶ、旭川に架けられた長さおよそ116メートルの橋です。
歩行者・自転車専用のこの橋は1954年に完成しました。
長年シルバーの色でしたが、2008年に行われた3回目の塗り直しで現在のグレーになりました。
経年劣化で色があせてきたことから塗り直すことになり、今年4月からグレーや緑、青など六つの色を候補にウェブ投票を行い、市民から意見を募りました。
その結果、2600票余りの投票があり、「烏城とマッチしている」「重厚感が出る」などの理由で908票を集めたブラック系にすることが決まりました。
塗り直しは片方ずつ、今年12月から1年3カ月ほどかけて行う予定ですが、工事中も通行できるようにします。
また、岡山城が「金烏城」とも呼ばれていることから、橋に設置されている8つの照明のフレームを金色に塗り替えるということです。
岡山城と後楽園結ぶ「月見橋」/ブラック系に塗り直しへ/市民の投票で決定【岡山市】
2025年6月6日岡山のニュース