西日本最大のリンドウの産地・新見市で6月13日、特産のリンドウの切り花の出荷作業が始まりました。
出荷作業が始まったのは、新見市高尾のJAの選花場です。
この日朝、農家が軽トラックでリンドウを運び込み、JAの職員らが1本1本手に取って品質をチェック。等級を決めたあと、選別機で長さごとに分け、10本ずつ束にしていきました。
新見市では21戸の農家がリンドウを栽培していますが、市が新規就労者を資金面で補助するなど支援策が功を奏し、去年は2人が就農。栽培面積は去年より0・8ヘクタール多い4・8ヘクタールに増えました。
リンドウは、関西市場を中心に県内にも出荷されますが、この日選花場に搬入されたリンドウ400本は、14日、大阪市場に運ばれます。
出荷は11月まで続き、仏花として需要が高まる8月上旬にピークを迎えます。
JAによると、今年は去年よりもおよそ60万本多い150万本を出荷。販売額はおよそ1億円を見込んでいます。