相続税や贈与税の算定基準となる2025年分の路線価が国税庁から発表されました。
岡山県内およそ5700地点の平均変動率は1・9%で4年連続上昇し、上昇率も大きくなっています。
最高価格は44年連続、岡山市北区本町の市役所筋東側で、去年より7・3%上昇し、1平方メートルあたり192万円でした。
JR岡山駅への路面電車の乗り入れ工事をはじめ、岡山市中心部で再開発が進んでいることが地価を押し上げている要因とみられています。
一方、香川県内およそ2400地点の平均変動率はマイナス0・1%。33年連続の下落となりましたが、下落幅は去年より0・2ポイント縮小しています。
最高価格は、高松市の高松丸亀町商店街の1平方メートルあたり38万円で、去年より2・7%高く、3年連続の上昇となりました。
高松丸亀町商店街ではイベントの開催が増えていて、サンポート地区や高松中央商店街の再開発などで今後、人の流れが増えると見込まれることが要因とみられています。