日本の自然美を版画で繊細に表現する小暮真望さんの作品展が7月9日、岡山市内のデパートで開かれています。
小暮さんは45年前に自動車エンジニアから版画家に転身した異色の経歴の持ち主。メッシュ状の版の穴から紙の上に絵の具を押し出すシルクスクリーン技法を用い、四季折々の日本各地の風景を描いています。
今回の個展にはおよそ50点が並び、新作には瀬戸内の風景も。三豊市詫間町から見た瀬戸内海の朝焼けと、倉敷市下津井から見た夕景を描いていて、数十回も重ね刷りをして色彩に深みと厚みを出すことで水と光が織りなす自然美を表現しています。
小暮真望さんの版画展は7月14日まで、天満屋岡山店で開かれています。