岡山市中心部を走る路面電車の岡山駅前電停乗車ホームが7月21日廃止され、22日から新しいホームで折り返し運行が始まりました。
廃止されたのは、路面電車が開業した1912年に設置された岡山駅前電停にある乗車用のホームです。
新しい乗車ホームは東へ70メートル先にある降車用ホームと共用する形で設けられました。
今回の移動は、岡山市などが進めている路面電車のJR岡山駅東口広場への乗り入れ事業の一環として行われました。
21日午後10時すぎ、岡山駅前電停から東山行きの列車が出発し、乗車用のホームはその役目を終えました。ホーム廃止に合わせて、地下街の岡山一番街に通じる階段も封鎖されました。
ホームの廃止は9月の予定でしたが、利用する学生らの混乱を避けるため、夏休み期間中に前倒ししたということです。
中心部の活性化や利便性の向上を目指す路面電車の駅前広場への乗り入れ事業は2019年からスタート。今後、電車の軌道を敷く工事などが進められ、2027年3月に完成する予定です。
駅東口広場の乗降ホームは、ピーコック噴水があった場所に設置されます。