去年4月、香川県の小豆島で両親を殺害したとして殺人の罪に問われた長男の裁判員裁判で、高松地裁はきょう、被告に無期懲役の判決を言い渡しました。
無期懲役の判決を受けたのは香川県土庄町の無職 喜田勝義被告(39)です。
判決によりますと、喜田被告は去年4月30日、香川県土庄町の水道工事会社の事務所兼自宅で寝ていた父親の喜田春夫さんと母親の加代子さんを金づちなどで殴り、殺害したものです。
高松地裁の野村賢裁判長は「広汎性発達障害が犯行自体に影響していたとは認められない。極めて残虐で卑劣な犯行」などと述べ、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡しました。