倉敷市で栽培されている「連島ごぼう」がきょう国が保護する地域ブランドに登録されました。
知名度アップや販売拡大が期待され産地に喜びが広がっています。
JA倉敷かさやで行われたのは、この地区の特産「連島ごぼう」が、きょう国の地理的表示保護制度に登録されたことを祝うセレモニー。
岡山、香川では初めての登録となります。
地理的表示保護制度はその土地と結びつきが強い農産物や加工品の名前を知的財産として国が認定。
模倣品を取り締まるなどして保護します。
これまで「夕張メロン」や「神戸ビーフ」など21品目が登録されていましたが、きょう、連島ごぼうなど3つが加わりました。
ヨーロッパなど100カ国以上で導入済みでブランド化して販売力や国際競争力の強化を図るのが狙いです。
連島ごぼうは戦後まもなく生産がスタート。
砂地で育てるため柔らかく、甘みが強いのが特徴ですが、農家の高齢化や市街地化が進み面積や生産量は現在、ピーク時の3分の2程度になっていて、JA倉敷かさやが今年1月に登録を申請していました。
他県の登録品はすでに販売アップにつながった例もあり、連島ごぼうの産地も期待が高まっています。