坂本龍馬ゆかりの品々を集めた特別展がきょう、岡山市で始まりました。

テレビせとうちなどが企画したもので、高知県立坂本龍馬記念館が所蔵する龍馬直筆の書簡や愛用品など、71点を展示。
記念館以外では初めての大規模展示となっています。
こちらは個人が所蔵する龍馬の脇差で去年、高知市で86年ぶりに公開されました。
現在の瀬戸内市、室町時代の備前長船の名工、勝光と宗光の合作で龍馬愛用の刀として現存する数少ない貴重な品です。
一方こちらは江戸時代末期、龍馬が姉に宛てて書いた手紙の複製で、「日本を今一度せんたくいたし申候」という名言が記されています。
「日本を刷新したい」との龍馬の意気込みが感じられる一文です。
このほか、京都で龍馬が襲われ暗殺された際、部屋に飾られていて生々しい血痕が残る屏風のレプリカや、薩長同盟の仲介役だったことが分かる直筆の書状など、普段岡山で見ることのできない貴重な品々が並び、初日から多くの歴史ファンが訪れていました。
展覧会は3月12日まで岡山市北区の林原美術館で開かれています。