北朝鮮がグアム周辺に向け弾道ミサイルの発射を検討していることを受け、きょう中四国地方の9県で国からの緊急情報を伝えるJアラートの一斉訓練が行われました。
今回は初めて防災行政無線を使って、市民へ伝える訓練も兼ねています。
北朝鮮は、島根や広島、高知の上空を通過し、グアム近海に弾道ミサイルを発射する計画を発表しています。
これを受けて国は、実際にミサイルが発射された場合にJアラートというシステムで対象の自治体などに瞬時に情報を伝達できるか訓練しました。
岡山県庁では午前11時、危機管理課の端末で国からの情報を受信しました。
きょうの訓練では、岡山県内全ての27市町村にも国から情報が送られていて、危機管理課の職員は、各自治体から送られてくる受信確認の報告メールをチェックするなどしていました。
一方、各市町村はJアラートの情報を防災行政無線などを使って市民に伝える訓練も同時に実施しました。
岡山市北区の「子どもの森」では、駐車場に設置されているスピーカーからテスト放送が流されました。