普段の堅いイメージとは異なり、リラックスした雰囲気で打ち合わせを行い、仕事の生産性をアップさせようと、岡山県庁に8月から、これまでは無かったあるスペースが設けられています。

パソコンに向かって黙々と作業する職員たち。
企業誘致や観光振興などを担当する岡山県の産業労働部のフロアです。
普段の勤務環境に変化をつけようと、8月から初めて設けられたのがこちら、「産業労働部スタンディングスペース」。
民間企業のようにスタイリッシュな空間を設けることで、仕事の「生産性の向上」や適度な「リフレッシュ」につなげる狙いです。
この日は、時折笑い声も混じりながら、岡山県のマスコットが出演するイベントの打ち合わせが進みます。
いつもの会議室で、長時間座って話し込むのではなく、いわゆる「立ち話」のスタイルにすることで、無駄な会議の時間を短縮したり、自由なアイデアを生み出そうというものです。
足元を見ると床にはカーペットが敷かれ、靴を脱いでリラックスした様子です。
また、壁際のカウンターにはパソコンも設置されていて、個人IDでログインすることで、普段使う自分専用のものと同様に利用できます。
いつものデスクを離れることで、「電話応対などに追われることなく、集中できる」といった声もありました。
また、休憩スペースとしての利用も可能です。
県庁に生まれた新しいスペース。
仕事の効率化を図るだけでなく、ここからどんな新たな発想が生まれるのか、注目です。