倉敷市の「就労継続支援A型事業所」の運営会社が経営破綻し、働いていた障害者約170人全員がきょう付で解雇されました。

閉鎖されたのは、倉敷市真備町のフィルが運営する倉敷市内のA型事業所3ヵ所です。
パン製造やパソコンでのデータ入力などで、合わせて約170人の障害者が働いていましたが、きのう事業所の閉鎖や解雇方針が伝えられ、倉敷市に廃止届が提出されました。
負債総額は6億円を超えるということです。
倉敷市はフィルに対して、解雇した全ての障害者の新たな就職先を見つけるよう勧告し、対応を求めています。
A型事業所を巡っては、国や自治体の補助金頼みで実質赤字運営の施設が多く全国的な問題となっていて、倉敷市では去年7月、5ヵ所の事業所が閉鎖され、障害者約220人が解雇されています。