水素で走る燃料電池自動車の普及に向け、きょう岡山県内初となる一般の人も利用できる水素ステーションが、岡山市内に誕生しました。
きょう岡山市南区に誕生したのは、「水素スタンド」です。
二酸化炭素を排出しない次世代の車の燃料となる水素を供給するための設備です。
大阪府のエネルギー会社が整備したもので、一般の人も利用できる施設としては、岡山県内で第1号のステーションです。
開所式では、車に水素を充填する作業がお披露目されました。
水素は、1キロ当たり1100円で販売。
満タン充填となる5キロの水素で、約650キロ走行できます。
現在、水素を燃料とする自動車の販売台数は、岡山県でわずか9台。
国は、2020年までに約4万台の普及を目指し、水素ステーションの整備を進めていて、今回の完成でちょうど国内100カ所目となりました。
国は、2020年までに水素ステーションを国内約160カ所に、2025年にはさらにその倍の数を整備する方針です。