猛暑が続く中、水不足の影がじわりと忍び寄っています。
四国の水がめ・高知県の早明浦ダムの貯水率が低下していて、早ければ8月12日にも香川用水などへの水の供給量をカットする第1次取水制限に入る見通しとなりました。

きょう開かれた国と四国4県などでつくる、吉野川水系水利用連絡協議会の幹事会で示されたものです。
7月の西日本豪雨以降、高知県の早明浦ダム上流域ではまとまった雨は観測されておらず、降水量は平年の1割程度にとどまっていて、ダムの貯水率はきょう午前0時現在、69.8%と、平年を10ポイント下回っています。
このため、協議会では貯水率が60%を割り込むとみられる8月12日にも香川用水への水の供給量を20%程度削減する第1次取水制限に入る見通しです。
気象台によりますと、今後2週間程度は降水量が少ない状態が続くと予報しています。