不審な電話が相次いでいます。
警察官などをかたり、キャッシュカードや現金をだまし取ろうとする電話が岡山県内で多発していて、岡山県警では注意を呼び掛けています。

岡山県警によりますと、10月29日から11月2日までの5日間で、警察官やデパート店員などをかたる不審な電話が、岡山市や倉敷市など県南の高齢者宅を中心に少なくとも48件ありました。
このうち、岡山市内の80代女性の自宅には、デパートの店員や警察官になりすました男女から、「カードが悪用されている」などといった電話が入り、銀行協会を装った男が訪れたということです。
女性はキャッシュカード2枚をだまし取られ、現金150万円を引き出される被害に遭いました。
県警では、詐欺容疑で捜査を進めるとともに、「警察や銀行協会がキャッシュカードなどを預かることはない」とし、不審な電話があったときは一人で判断せず、警察や家族などに相談するよう呼び掛けています。