体が不自由な人とその日常生活を支援する介助犬のペアが総社市で誕生し、きょう、市長に認定試験合格を報告しました。
介助犬の認定は、岡山県内では2頭目です。
総社市の片岡聡一市長を訪問したのは、会社員の江口雄司さん(35)とラブラドールレトリバーでパートナーのアイスくんです。
江口さんは、18年前の交通事故が原因で、胸より下を自由に動かすことができません。
アイスくんは江口さんをサポートするため、今年9月から介助犬となるための訓練をスタートし、11月1日に認定試験に合格、岡山県内で2頭目となる介助犬が誕生しました。
介助犬は、ドアを開けたり物を拾ったりするなど、手や足に障害がある人の日常生活を支援する犬で、アイスくんは江口さんの指示でその役割を披露していました。
介助犬は国内でわずか67頭にとどまっていて、障害者の自立や社会参画に力を入れる総社市では今後、理解や認知度向上に取り組んで行く方針です。