アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の開幕が26日に迫ってきました。
会場の一つ玉野市の宇野港にはきょう、家庭のごみを使ってイノシシを形作った作品「真庭のシシ」が、お目見えしました。
全長およそ5メートル、高さおよそ3メートルのカラフルな「真庭のシシ」。
実はこの作品、真庭市で回収されたやかんやバケツなどの家庭ごみを使って作られています。
制作したのは、真庭市出身で、宇野港に常設展示されている「宇野のチヌ」を手掛けた現代アート作家・柴田英昭さんです。瀬戸内国際芸術祭の会場となる宇野港に彩りを加えようと設置され、柴田さんや真庭市と玉野市の市長も参加してお披露目式が開かれました。
作品には、ごみの削減や環境保全について考えてほしいというメッセージが込められています。
この「真庭のシシ」は、瀬戸内国際芸術祭に合わせて11月4日まで玉野市の宇野港に展示されます。