西日本豪雨で決壊した倉敷市真備町の国が管理する小田川の堤防復旧について、工事は現時点で全体の6割程度進み、当初の予定通り6月中旬の出水期に間に合う見通しとなりました。

倉敷市真備町を流れる小田川とその支流では、去年7月の西日本豪雨で合わせて8カ所が決壊しました。

国土交通省によると、国が管理する小田川の決壊場所2カ所の復旧工事は現在、全体の6割程度進んでいて、出水期を迎える6月中旬までに完了する見通しとなりました。また、堤防の強化や小田川と高梁川の合流点の付け替えについては2023年度までに終える予定です。こうした治水対策をより効率的に進めるため、国土交通省中国地方整備局は真備支所内に河川事務所を設け、きょう開所式を行いました。

河川事務所では、ハード面の整備のほかに県や市と連携しながら学校での防災教育など、ソフト面にも力を入れていく方針です。