地域に点在する空き家などを一体的に有効利用して観光客を受け入れる、イタリア発祥の取り組み「アルベルゴ・ディフーゾ」の日本協会が岡山市内に設立され、岡山商工会議所の松田久会頭が、協会の会長に就任しました。
「点在して広がる宿」を意味する「アルベルゴ・ディフーゾ」は、古民家や空き家をそのまま活用し、地域の歴史や文化に触れながら観光客に宿泊してもらおうというイタリア発祥の取り組みです。
「アルベルギ・ディフージ・ジャパン協会」は2018年6月、岡山県矢掛町の宿泊施設「矢掛屋」が、アジアで初めて認定されたことを受け岡山市に設立されたもので、協会の会長に岡山商工会議所の松田久会頭が就任しました。
会見に同席した「アルベルゴ・ディフーゾ」の提唱者である、ジャンカルロ・ダッラーラ インターナショナル協会会長は、「日本の町には伝統や文化があり、過疎に悩む町も再び輝きを取り戻せる」と期待を込めました。
ジャパン協会では、今後この取り組みを全国に広げ、将来的には150件程度の認定を目指します。