岡山県内の私立高校の2020年度選抜1期入試の出願状況が21日、発表されました。

岡山県私学協会によりますと、共通日程で入試を行う岡山県内21の私立高校の平均競争率は5.35倍で現行の入試制度になった2005年度以降最高となっています。学校別の競争率は、就実高校の普通科・特別進学コース・ハイグレードクラスが53.85倍、次いで岡山龍谷高校の普通科・特別進学コースが43.75倍と、6校11コースで10倍を超えました。少子化で中学の卒業見込み者数は、前年度より約400人減っているものの、出願者数は1100人余り増えています。増加の要因について、県私学協会は、国が今年4月から年収590万円未満の世帯を対象に、私立高校の授業料を実質無償化する影響と分析しています。選抜1期入試は、1月30日と31日に行われます。