75年前の6月29日、岡山の街は炎に包まれました。
岡山空襲の日に合わせ、岡山市役所で戦没者追悼式が営まれました。
追悼式は毎年、岡山市民会館で1600人以上が参列して行われますが、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、遺族会の代表ら16人のみに限られました。
75年前の1945年6月29日午前2時43分。
138機のB29爆撃機が岡山市街地に10万発もの焼夷弾を落とし、1700人以上が亡くなりました。
岡山市戦災遺族会会長の岡野征二さんは、岡山空襲で叔母を亡くしました。
岡野さん自身は当時0歳で、その記憶はありません。
体験者や遺族の高齢化が進む中、戦争で亡くなった人の思いが子や孫の代へ伝わることを願っています。
最後に参列者全員が岡山市の戦死者・戦災死者およそ1万2000人の御霊に献花し、平和への誓いを新たにしました。