皇室に受け継がれてきた絵画や書、工芸品などを郷土ゆかりの名品とともに紹介する特別展・皇居三の丸尚蔵館名品選「美が結ぶ皇室と香川」が、高松市の香川県立ミュージアムで開かれています。5月26日まで開かれています。
特別展には、皇室の美術工芸品を保存する皇居三の丸尚蔵館の収蔵品を中心に94点が並びます。
「三跡」と呼ばれる平安時代の能書家のひとり・小野道風が白楽天の漢詩を楷書、行書、草書を交えて自由奔放に書き写した「玉泉帖」や、江戸時代の画家「伊藤若冲」の国宝「動植綵絵向日葵雄鶏図」などが来館者の目を引いています。
また、若冲が向日葵雄鶏図と同時期に描いた、金刀比羅宮所蔵の「百花の図」など、香川県内に残る名品も展示されています。