日本郵便で配達員の酒気帯びの有無を確認する点呼業務が不適切だった問題で、四国運輸局は5月8日、高松市の郵便局への立ち入り検査を実施しました。この問題で四国での立ち入り検査は初めてです。
日本郵便は4月、集配業務を担う全国の郵便局の75%で、配達員に対し法律で定められた点呼業務が適切に行なわれていなかったと公表し、国土交通省が特別監査を進めています。
この問題で四国運輸局はこの日、貨物自動車運送事業法に基づき、高松市の高松南郵便局を立ち入り検査し、職員4人が郵便局員へのヒアリングや点呼の実施記録の確認などを行いました。
四国地方で点呼業務が不適切だったのは、高松南郵便局を含む114カ所に上っていて、日本郵便は「検査には全面的に協力させていただく」とコメントしています。