東日本大震災から2021年で10年を迎えます。大津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の町長がきょう香川県庁を訪れ、当時の支援に対して感謝の気持ちを伝えました。県庁を訪れたのは、佐藤仁町長で「震災まもなく避難所などに駆けつけてくれたことが、被災者にとって、大きな心の支えになった。いま、復興した町があるのは、皆様方の支えがあったからです」と感謝の言葉を述べました。そして、浜田知事に感謝状と、名産の南三陸杉を使った記念の楯を手渡しました。香川県では、東日本大震災の発生6日後から4カ月余り、南三陸町に保健師や医師、看護師など延べ194人を派遣し、被災者の健康相談や診療などの支援活動に当たりました。南三陸町では、震災から9年半が過ぎ、住宅の高台への移転や、産業の復興などに目途が立ったことから、当時支援のあった自治体や企業などを町民を代表して訪問しています。