新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、岡山県医師会は11月27日、このままの状態が続くと医療崩壊にもなりかねないとして、医療体制を維持するため感染防止に努めるよう県民へ注意を呼びかけました。
県医師会によりますと、県内では10月21日から11月26日までに370人が陽性と判明し、およそ1カ月で急増しています。このため、感染者が入院する病床の稼働率は3割を超え、政府の分科会の指標では、上から2番目のステージ3に相当する
としています。県医師会ではこのまま感染者が増加すると年末までに1000人を超えると危惧していて、医療体制を維持するため、県民に対して不要不急の外出や県外への移動を控えるなど緊急事態宣言中のような危機感を持つよう自粛を呼びかけました。
また岡山県の伊原木知事も、27日、年末年始を控え、県民へのメッセージを発表し、帰省や初詣の際は、交通機関の混雑による3密を避けるため時期をずらすことや、帰省前2週間は会食に参加しないことなど各自感染予防対策を徹底するよう訴えました。