カラオケによる新型コロナウイルスのクラスターの発生が相次いでいることから、岡山県の伊原木知事は12月16日、感染防止対策が確認できない場合は、カラオケの利用を控えるよう呼びかけました。
これは16日開かれた対策本部会議で、県民へのメッセージとして示したものです。岡山県内では、12月10日から15日までに137人の感染が確認され、倉敷市のカラオケのある飲食店などで4件のクラスターが判明しています。このためメッセージでは、常時換気などの感染防止対策が行われていない店での複数人で行うカラオケは控えるよう求めています。またマスクの有無にかかわらず、職場の人や友人との大人数での飲酒を伴う忘年会や新年会を控えることも強調しました。さらに、帰省ついては感染リスクが高いとして、帰省前の2週間までは会食を制限すること。帰省後も家族以外での会食を控えることなど3つの条件を守るよう訴えました。伊原木知事は、「現在医療体制はひっ迫している状況にある」と述べ、医療崩壊にならないよう県民へ協力を求めました。このほか、「GoToトラベル」が全国一斉に一時停止する12月28日に合わせ、県独自で発行している「宿泊予約促進クーポン」も一時停止する方向で調整していることを明らかにしました。
「GoToトラベル」の一時停止を巡っては、香川県も16日、県独自の宿泊代金の割り引き制度「うどん県泊まってかがわ割」を12月28日から1月11日まで適用しないと発表しました。