地元企業の人材確保を支援することで地方創生を目指す「岡山県プロフェッショナル人材戦略拠点」は、中四国地方で初めて、金融機関と人材派遣会社との連携を始めました。
岡山県が6年前に設置したプロフェッショナル人材戦略拠点は、専門的な知識や技術を持ち首都圏などで活躍する人材の県内企業への転職を促そうと、マッチング事業を行っています。21日は県内9つの金融機関、全国20の人材派遣会社と連携して4月から始まった新プロジェクトの概要が発表されました。カギを握るのは地元の金融機関。日頃の訪問活動などを通じて人材確保に関する企業のニーズを吸い上げ、人材戦略拠点に提供します。その後、拠点のスタッフが企業に出向き、より詳細なヒアリングを行った上、求人情報を人材派遣会社へ。人材派遣会社は企業のニーズに合った人材を紹介し、受け取った成功報酬のうち 1割を情報提供料として金融機関に渡します。人材の獲得によって企業の事業拡大や生産性向上などにつながれば、金融機関にとってもメリットがあります。プロフェッショナル人材戦略拠点は、このプロジェクトによって今年度のマッチング件数を昨年度の50件から60件まで伸ばしたいとしています。