5月末が期限となっている岡山県など9都道府県への緊急事態宣言について、専門家らで作る分科会は、6月20日まで延長する政府案を了承しました。岡山県の伊原木知事は「緊急事態宣言が解除できるようなところまで改善できていない。しっかり幅をとって、できるだけ低い水準まで感染状況を落としたい」と述べました。その上で、飲食店への時短・休業要請については、県内全域で継続する方針を明らかにしました。一方、岡山県が独自に国の指針よりも厳しく設定していた措置については、緩和する方針を示しました。具体的には、床面積が1万平方メートルを超える大規模集客施設に対し休日のみ行っている休業要請や、サッカーJ2・ファジアーノ岡山のホーム戦の無観客開催についてで、一定の制限を設けた上で解除される見通しです。