桃太郎伝説で知られる岡山市北区の吉備津神社で2021年10月26日、本殿の檜皮葺きの大屋根を将来葺き替える際に役立ててもらおうと、地元の小学生がヒノキを植樹しました。
吉備津神社に集まったのは、鯉山小学校の6年生34人です。国宝で比翼入母屋造の本殿の大屋根は、ヒノキの樹皮・檜皮で葺かれていて、その材料として使えるように植樹しました。
神社東の植樹場所に着いた児童たちは、1メートルほどに育ったヒノキの苗50本を、事前に掘られた穴に置き、腐葉土をかぶせ、倒れないようにしっかりと踏み固めていきました。
植樹は、岡山城ロータリークラブが企画したもので、今年で3回目。吉備津神社の檜皮葺きの大屋根は50年ごとに葺き替えられます。今回植えられたヒノキは100年後の葺き替えに備え、大切に育てられます。