農耕用トラクターの運転免許取得の技能試験に活用してもらおうとJAグループ岡山は2021年11月25日、岡山県にトラクター1台を寄贈しました。
岡山県運転免許センターで寄贈式が行われ、JAグループ岡山の青江伯夫会長から岡山県警本部の松田秀生交通部長にトラクター1台の目録が贈られました。
寄贈されたトラクターは幅1メートル40センチ、高さ2メートルの中型トラクターです。
農作業の効率化を目的に2019年、道路交通法の規制が緩和され、農作業機をつけたままトラクターで公道を走ることが可能になりましたが、一定の幅を超える場合には大型特殊免許の取得が必要になります。
規制緩和を受け、2020年の農耕者限定の大型特殊免許の受験者数はおよそ250人と前の年の2.7倍に上昇していますが、県運転免許センターにはこれまでトラクターはなく、技能試験を受けるためには自らトラクターを持って行く必要があるなど免許取得の足かせになっていました。
寄贈されたトラクターは2021年11月30日から技能試験の車両として使われる予定です。