新型コロナウイルスの感染拡大で保健所業務がひっ迫していることから、岡山県は2月4日、対策本部会議を開き、重症化リスクの高い高齢者などに重点を置いた対策に切り替えることを決めました。
岡山県では病床使用率が40パーセントを超え、10万人当たりの新規感染者数も前の週に比べて増加し、保健所業務がひっ迫しています。
このため県は、これまで保健所が行っていた濃厚接触者への連絡は感染者本人から行い、7日間の外出自粛を伝えるように変更しました。
また濃厚接触者の自粛期間中に毎日実施していた電話による健康観察は重症化リスクの高い高齢者などに限定し、それ以外の濃厚接触者は症状が出れば本人から保健所や自宅療養サポートセンターに連絡してもらうよう変更します。
さらに全ての感染者に配布していた、血液中の酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」は重症化リスクの高い人のみに貸し出します。