梅雨や台風のシーズンを前に中国四国農政局は5月23日、大雨などによる農地の冠水などを防ぐため、排水ポンプ車の運転訓練を岡山市内で行いました。
岡山市南区の七区揚排水機場で行われた訓練には、職員15人が参加しました。
農政局は、1分間に30立方メートル排水できるポンプ車に加え今年3月、新たに小型ポンプ車を購入。訓練では、初めて使う小型ポンプ車の操作方法など重点に、送水までの手順を確認しました。
小型ポンプ車には、1分間に4立方メートルと15立方メートル排水できるポンプ2台を積載、状況に応じて使い分けます。過去に道が狭くてポンプ車が入りにくかった経験があり、山間部などでため池が増水した際に威力を発揮すると期待されています。
訓練ではこのほか、緊急時の排水作業を想定し、調整池に浮かべたポンプにホースを接続し、水を近くの用水路に放出しました。