利用者の減少や事業者同士の競合で赤字が続く岡山市内の路線バスなど市内の公共交通を維持するため5年前に市が立ち上げた岡山市の公共交通網形成協議会が6月5日、2年4ヵ月ぶりに再開し、バス路線再編などの議論を本格化させました。
市内に路線を持つバス事業者9社などで構成し「路線の再編」「市中心部の運賃適正化」「高齢者や障害者の運賃割引」の3つを議論していますが、新型コロナの感染拡大で2021年2月の第8回以降、中断していました。
この日は各事業者から、利用者の減少や運転手不足など自社の抱える課題のほか、市に求めることなどについて意見が出されました。
今後はバス事業者と市、有識者でつくる分科会で路線の再編など持続可能な公共交通体系のあり方について交通計画案を協議。その案をもとに、市が本年度中にも計画を策定する方針です。