インターネット上であたかも殺人犯であるかのような誹謗中傷を受けたお笑い芸人のスマイリーキクチさんが6月6日、ネット被害から子どもを守る対処方法などについて、岡山県の教育関係者らにオンラインで講演しました。
岡山県教育委員会が教職員やPTAの役員など教育関係者およそ180人を対象に開いたオンライン研修会です。
スマイリーさんは、ネット上に殺人事件の犯人だと書き込みされた1999年以来、殺害予告や誹謗中傷などさまざまな悪質な嫌がらせを受け続けてきました。講演では、自身の体験やネットいじめから自殺した事例を挙げながらネットの怖さを強調。「言葉は使い方次第で刃物になる。SNSでリツイートや転載をする前に、この情報は正しいかどうか、一度立ち止まって疑うことが必要」と述べました。そして「安易に情報発信することで、被害者にも加害者にもなる可能性がある。保護者には、正しい情報の見極めができるよう、子どもに教える責任がある」などと訴えました。