「岡山ブルーライン」で今年2月と4月9日に交通死亡事故が相次いだことから、岡山県警は4月11日、緊急対策隊を編成し、事故防止の強化に乗り出しました。
緊急対策隊は、ブルーラインを管轄する3つの警察署と交通機動隊などで編成。路線のほぼ中間にある道の駅で、関係者およそ50人が出席して出発式が行われ、岡山東警察署の髙本恵介署長が訓示を述べました。
このあと、パトカーや白バイおよそ20台が速度取り締まりに出発しました。
また道の駅では、ドライバーにちらしなど200セットを配り、交通ルールの遵守を呼びかけました。
岡山ブルーラインは備前市日生町寒河と岡山市東区君津を結ぶおよそ36キロの県道です。
大半を占める自動車専用区間は信号機がほとんどないことなどから速度を出しやすく、昨年までの5年間に人身事故は65件発生。そのうち、ほぼ4分の1に当たる16件は正面衝突で、2件が死亡事故でした。2月と4月9日の事故も正面衝突で、ドライバーなど合わせて3人が亡くなりました。