色鉛筆などを使って本物そっくりに動物の姿を描く動物画家・松田辰也さんの作品展が7月10日、岡山市の岡山高島屋で始まりました。16日まで開かれます。
息遣いが感じられ、今にも動き出しそうなトラや、語りかけているかのような神秘さと厳かな空気を放つミミズク、古事記や日本書紀の世界観が作品のモチーフです。会場では、色鉛筆や金箔などを使って描かれた作品およそ20点が展示販売されています。
松田さんは2017年から動物愛護の精神で動物画家として活動しています。
彫金の彫りの技法を描画に取り入れ、動物の毛並み1本1本を立体的に表現。また、金箔や銀箔の上から鉛筆で色をのせる箔彫画という独自の技法を確立させ、箔の輝きで動物に命を吹き込んでいるといいます。