厄除けなどの願いを込めた、お守り刀の優れた作品の展覧会が10月1日、瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で始まりました。11月17日まで開かれます。
17回目となる今回は、全国の刀匠38人が総合、刀身、外装、研磨の4部門に出品。開幕に先立ち、各部門の上位入賞者に表彰状が贈られました。
展覧会には現代の刀匠が鍛え上げた脇差や剣、外装など46点が並びます。
文部科学大臣賞のほか、刀身、外装でも最高賞となった赤磐市を拠点に活動している上山陽三さんの作品は、柔らな波紋が美しい刀身と、色合いなどのバランスが整った外装が目を引きます。
いずれの作品も日本の伝統文化であるお守り刀の精神を高い技術と現代的なセンスで伝えており、来場者が見入っています。