電気エネルギーのベンチャー企業・パワーエックスは、大型蓄電池と再生可能エネルギーを組み合わせ最適な電力供給を行う事業を、日本郵便が運営する総社市の岡山郵便局で始めました。
パワーエックスは昨年11月から、日本郵便、日本郵政と共同で、カーボンニュートラル社会促進に向けた取り組みを進めています。
岡山郵便局ではこの日、大型蓄電池の運用開始を祝い式典が開かれ、関係者がテープカットを行いました。
今回設置された大型蓄電池は、玉野市の提携工場で製造されたもので、一般家庭190世帯分の一日の電力使用量に相当する2132キロワット時の容量があります。
この日始まった事業では、この蓄電池を電力取引市場の動向や郵便局の電力需要に合わせて充・放電を行い最適運用。太陽光や風力発電による電力供給も組み合わせ、電力コストの削減を図ります。
岡山郵便局では、およそ1億円かかっている年間の電気料金を1~2割程度削減できるものと見込んでいます。これにより、温室効果ガスの排出量を年間でおよそ1000トン減らせるということです。