
3月に岡山県南部で生した山林火災を受け、県などが現地調査をした結果、1カ所で土砂の流出に対して緊急の対策が必要であることが分かりました。
岡山市と玉野市の山林およそ565ヘクタールを焼き、焼失面積が県内で過去最大規模となった山林火災。県などは樹木が焼失したことによる土砂災害の危険性などの現地調査を行い、この日の定例会見で伊原木知事が結果について説明しました。
焼失区域にある56の渓流のうち、岡山市南区飽浦地区の1カ所で豪雨などにより土砂が流出し下流の住宅に被害が出る恐れがあることが分かり、緊急的に治山ダムの設置が必要だということです。
県は今年秋にダムの工事に着手できるよう、国と協議を進めていく方針で、これから梅雨の時期に備えて市とも連携して土のうを設置するなど、応急対策を行うことにしています。