岡山市は市中心部の市が管理する公園トイレ2ヵ所について、民間企業が命名権を得られるネーミングライツを導入し、あすから募集を始めるときょう発表しました。

きょうの定例会見で、岡山市の大森雅夫市長が発表したもので、岡山市が命名権=ネーミングライツを募集するのは初めてです。
対象は市中心部の西川緑道公園と、烏城公園にあるトイレ2ヵ所で、権利はいずれも年間5万円以上で募集します。
岡山市内に事業所のある法人が対象で、トイレに企業名や商品名を付けられますが、応募条件として、トイレの快適な環境作りや衛生環境向上といった独自の提案も求められています。
県外では京都市や横浜市などで既にトイレのネーミングライツが導入されていて、このうち7年前から実施している東京都渋谷区では、配管の維持・管理業者と契約し、業者が独自に外壁を親しみやすいデザインにリニューアルしたほか、自社技術を使った便器の洗浄装置や芳香剤設置などが実現したということです。
岡山市はあすから11月18日まで募集を受け付け、早ければ来年2月にも契約を結ぶ予定です。