2011年に閉館した県の宿泊研修施設・岡山テルサの跡地に医薬品を扱う会社の物流拠点が完成しました。
商品の出し入れを自動で行う倉庫など最新鋭の設備です。

整備したのは中国5県で医薬品などの卸売業を行うエバルスで、早島町にある2万2000平方メートルの岡山テルサの跡地に、鉄骨3階延べ2万3000平方メートルを整備。
岡山や鳥取そして広島と島根の一部に商品を出荷する中国地方東部の物流拠点といいます。
施設では、取り扱う2万3000種類のうち出荷量の多い商品は倉庫内での移動や保管、仕分けが自動化されていて、従業員が棚まで商品を取りに行く従来と比べ5倍のスピードアップが図れました。
また入荷した商品はすべて重さや大きさを測定しデータベースに保存、出荷時に商品の大きさにあったケースを自動的に選んでくれます。
このほか特に医薬品の需要が高まる災害時にも出荷できるよう震度7まで耐えられる免震構造を採用、道路が寸断されてても配送できるバイクも配備しました。
総投資額は約98億円で、スタッフは社員60人とパート220人。
施設の稼働は3月中旬です。