臓器移植などで長期入院が必要な小児患者の家族のための宿泊施設がきょう、岡山大学病院に完成し、記念式典が開かれました。
宿泊施設は、岡山大学医学部創立150周年記念事業の一環として作られました。
きょうは記念式典が開かれ、関係者約50人が出席し完成を祝いました。
宿泊施設の利用対象は、臓器移植や先天性の難病などで長期入院が必要な小児患者の家族です。
これまで家族向けには簡易的な控え室しかなく、病院近くのホテルで宿泊するなどしていました。
宿泊施設は5部屋あり、1泊1人1000円。
ベッドやテレビ、シャワーがあるほか、共用のキッチンでの自炊や洗濯もできます。
また患者や家族が談話できるラウンジも設けられました。
整備費約2億5000万円は、2010年に重い心臓病のため、1歳で亡くなった患者の支援団体からの寄付などが充てられました。
利用するためには、事前の予約が必要です。