番組審議会

第313回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 平成28年12月1日(木)17:00~19:30
場所 岡山市北区駅元町1番5 ホテルグランヴィア岡山3F ルビーの間
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
勝矢雅一
池田清一郎
延原政行
小田久美子
真鍋正巳
小松原竜司
局側出席者 川端社長
下山専務
江草取締役報道制作局長
黒泉役員待遇編成担当補佐
佐々田編成局長兼編成部長
宮田編成担当

議事の概要

超かわいい映像連発!どうぶつピース!!
(平成28年11月11日(金)18:55~19:56 放送)

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■「肉球当てクイズ」とか、ペットで文字を表現するといったコーナーもあって、一本調子になるのを避けているような努力は確かに見受けられるけれども、全体を通して冗長だったかなと感じた。

■この番組に限ったことではないが、あたかも新聞の一面に素人の記事なり写真が載るぐらいの位置づけかもと思える。このような番組を安易に流すのは良くないのではないかなとちょっと感じている。なお内容自体は家族で楽しめる、良い番組だなとは思う。

■紹介される犬や猫がそれぞれ「スコティッシュフォールドのナントカちゃん」とかブランドの犬猫ばかりが出てきて、実際に雑種はいなかったというのが気になった。これだけ犬猫が殺処分されているというのも話題になっているし、命の愛おしさ・可愛さといったようなものを伝えてほしかった。

■可愛い動物の映像や音楽、色々なものがマッチした良い番組だというのが第一印象。

■日本の犬猫もあったら良かったなとか、タレントに芸人ではなく子どもを使った方が番組に合っていたのではないかなと思うが、くだらない発想で色んなことをしてみたりさせてみたり、それがなんなんだろうという感じがした。

■万人受けする番組を作る必要はまぁないかなと思うが、このイライラ感は何だろうと考えていたら、知り合いの家に行って、子どもの運動会や結婚式のビデオを見せられたときのあの心境だなと思った。

■トータルで見ると、人が犬猫に仕えている様子に見え、やはりちょっと見せ方を変える必要があるのではないかと感じた。やはり人間は人間としての毅然とした存在を持つべきだし、そのなかで動物を愛でていく、共に生きていくというのが重要になってくると思う。

■人間と犬猫が付き合うのは文化で、社会の一つのスタイルだと思う。とりわけお年寄りや精神を病んだ人と動物のアニマルセラピーだったりとか、まだまだ分からない世界も多くあるので、そういうことを考えると動物番組というのはいくらでも色んな見せ方が出来るだろうと思うので、ただ単に犬猫を見せてるだけではない捻った番組を作ってほしいなと思った。
以上