番組審議会

第314回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 平成29年1月25日(水)14:30~15:30
場所 岡山市北区柳町2丁目1-1 テレビせとうち 大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
勝矢雅一
池田清一郎
真鍋正巳
小松原竜司
欠席委員 延原政行
小田久美子
局側出席者 川端社長
下山専務
江草取締役報道制作局長
黒泉役員待遇編成担当補佐
佐々田編成局長兼編成部長
宮田編成担当

議事の概要

オカヤマ住んでみたんですが・・・新春トーク!知事×外国人
(平成29年1月3日(火)14:30~15:00 放送)

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■トークの合間合間に出てきたキーワードに沿った瀬戸内の風景や山間部の映像が入ってきて、実際に外国から訪れた観光客のコメントであるとか岡山の魅力がコンパクトにまとまっていて良かったなと思った。その一方で一点気になったのが、仕方がないとは言え、知事の聞く態度というか、ゲストハウスの案内を聞くところなんかでは腕組みをしたまま聞いていたり、偉そうに思った。ロシア人の方の話に相槌を打つときも、親指を立てて「そうそう」と聞いていたり、フランクな感じでいいという面もあるのかもしれないが、いずれにせよ違和感を感じた。これは収録中のことなので、ストップをかけるわけにもいかないだろうし、仕方ないのだろうと思う。

■内容に関してはインバウンド化しているとよく言われている外国人の方の指摘は網羅されている感じはあるけれども、一方で意外性はないと感じた。「こんな意見もあるんだ」というのも聞き出せたら良かったなと思う。また、岡山県知事中心となっている番組なのでなかなか難しいとは思うが、香川県や広島も含めた外国人観光の重要性なども盛り込めたら、より香川県の視聴者にもアピールできたのではないかと思う。

■知事と彼女たちとの会話が今ひとつ噛み合ってない感じがした。知事が外国人で彼女達が日本人だというくらいで、このような企画は良いけれども、我々が気がつかないような新鮮な視点を持った外国人に話を聞けたら良かったかなと思う。

■レンタカーと英語表記と並んで、番組では紹介されなかったが、クレジットカードが使えるところが非常に少ないという問題がある。その辺の商店だったらしょうがないにしても、きちんとしたレストランでもクレジットカードが使えるとことが実は非常に少ないので、この辺をどうにかしないと、海外からのもてなしは出来ないかなと思う。

■日本の犬猫もあったら良かったなとか、タレントに芸人ではなく子どもを使った方が番組に合っていたのではないかなと思うが、くだらない発想で色んなことをしてみたりさせてみたり、それがなんなんだろうという感じがした。

■タイトルおよび企画はとても面白くて良いなと思ったが、3回見直しをして、結局一番印象に残ったことは知事の身振り手振りの嫌な部分しかなく、県知事という名を打った以上、その風格だけはまずキープして、その上で気さくに話を進めれば、尚良かったなと思う。また出てきたアイディアとしては、言い尽くされているれども、とても良い提案や問題提起だったと思うので、やはり今後それに対して県知事として責任を持って、スピーディにどのように対応していくかという姿勢をせめてひとかけらでも見せて欲しかったと思う。

■正月番組に知事を出してくるというのは県民から見ると、やっぱり自分達のリーダーが何を語ってくれるのか、信頼していってもいいと思えるような、そういうメッセージ性がいると思う。しかし、見ていて非常に軽薄で、こんな人が私達のリーダーなのかと悪いイメージしか与えなかったのが残念だった。とは言え、狙いとしては良いので、正月から堅苦しい対談番組ばかり今までやってきたということを考えると、良い狙いだったなと思う。
ただ、もう一つ絶対に言っておきたいのが、外国人の彼女達が喋っているときにずっとBGMが流れていたが、あれは本当に必要あったのか?会話がとても聞き取りにくかったし、ほとんど雑音でしかないものであり、なぜあのようなものを入れるのか、ずっと気になった。音楽も内容に合っていないし、ボリュームも大きくて会話と同じくらいの音量で不要であり、作り方を考えてほしい。

以上