番組審議会

第342回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和元年10月31日(木)14:30~15:30
場所 岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち5階大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
池田清一郎
小田 久美子
小松原竜司
東岡孝和
欠席委員 勝矢雅一
深田武志
局側出席者 土井社長
鈴木常務
大森取締役営業局長
黒泉編成局長
天野報道制作局長
中尾編成局次長
遠藤編成部長
山野考査CM管理部副部長
室井プロデューサー

議事の概要

TXN系列6局ネット
「地球規模バラエティ 芸人トラベラーVR」
2019年9月23日(月・祝)24時12分~25時00分

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■実際のロケとVRの両方が出て来たので、実際のロケと比べると全くVRと違うんだなというのも分かったが、VRを中心に楽しめる番組を作ろうと思ったら難しい
のかなという感じもした。

■実際のロケで行った瀬戸大橋の上から見たものが、テレビで見ていても、足がすくむというか、高さがあり、そういった意味では、VRと実ロケを組み合わせたのは
正解だったのかなと思った。

■ゴーグルを介して見る映像というのは、ちょっとゆらゆらして気持ちが悪くなりそうな映像だったりして、例えば私たちが実際に行くことが出来ないところを紹介するところでは良かったのかもしれないけれども、テレビを見ていて、例えば火山みたいなところに行って見てみるという映像を、私たちは既に安全なところで見たりしているので、それを見せてもらうのではなくて、ゴーグルを介して安全に、私たちの都合ではなくて、そちら(制作)側の都合でという感じがして、そしてそれがぶれていた感じがした映像だったので、意外と面白くなかったなという感じがした。

■VRの番組だが、今AIだとか、IOTだとか、新しい機器が世の中、ビジネスを様変わりに変えていこうという大事な中のひとつであって、十分に理解している人がまだいない。そういう時だからこういう番組を作ったのだろうけれども、そんな時には、もう少し真面目に、こういうことが出来るのですよ、こんな風に楽しめるのですよ、こういうことなのですよ、というものを紹介して欲しい。

■コンセプトは、とても素晴らしいと思うので、是非どんどん進めて欲しいと思うが、結局、素人が何気なくやっている振舞のほうが、テレビ局が作ったものより面白いという現実があることを忘れないように番組作りに真摯に向かい合っていただければと思う。

■VRを上手く使えば、素晴らしい情報、メディアとして情報の使い方が出来るのじゃないかと改めて感た。そういう意味では面白い取り組みだったと思う。
ただ、やはり中身は、かなり雑で、決して褒められたものではないと、点数をつければとても合格点はつけられないという中身だったと思う。

以上